和食の日特別企画「和食文化を“伝える・広げる”―あおもり食命人の食・京のだし―」開催されました! |
11月24日「和食の日」に関連した企画として、昨日23日(日・祝)に、青森市の青森国際ホテルにて、「和食の日特別企画『和食文化を“伝える・広げる”―あおもり食命人の食・京のだし―』」が、一般社団法人和食文化国民会議主催により開催されました。

企画の前半では、伏木亨氏(和食会議会長代行・同会議普及啓発部会長)による「和食文化を“伝える・広げる”」と題し、日本料理と和食との違い、欧米との自然観の違いとだしの関係、子どもの時の本物のだしの味を経験することが大人になってからの戻るべき味の場所をつくること等を内容とした基調講演が行われました。
(ご存知の方もおられるかと思いますが、伏木先生は「あおもり食命人育成研修」の第一期から最終の第五期まで「子どもの健全な食の好みを育てる」講座の講師をお願いした先生です!)

また企画の後半では、あおもり食命人の一人である浪内通氏(「日本料理百代」総料理長)による「蟹真薯(かにしんじょ)の蕪のみぞれ椀」と、京料理の代表として髙橋拓児氏(京料理「木乃婦」三代目主人)による「湯葉と柚子のすまし汁」が参加者に提供されたほか、伏木氏・浪内氏・髙橋氏によるパネルディスカッション「あおもり食命人の食・京のだし」では、料理人の普段の食事や、子どもたちの食の変化、和食をどう広げどう守っていくべきか、どんな食材でも受け入れ仕立てられる日本料理の懐の広さ、教育の必要性など多岐にわたった内容のディスカッションが行われました。

青森は農産物・海産物・畜産物のすべてが豊富で、自然環境にも恵まれています。
それらに囲まれた青森から、食べる人の10年先・20年先の健康をつくるあおもり食命人も和食文化を伝えていきます。